パーキングセンサーは、超音波を発生して障害物に反射して戻ってくるまでの時間から、障害物までの距離を測定し、警報音とメーター表示でドライバーをサポートする機能です。
センサーの性質上、停車時もしくば低速走行時において、周囲に障害物がないにもかかわらず、パーキングセンサーが反応することがあります。
<パーキングセンサーが誤反応する場合>
■パーキングセンサーが発生する周波数(50~60kHz)帯と同周波数を受信した場合
・同型パーキングセンサーが搭載されている車両が近づいた場合
・バイクやトラックが距離約1~2m範囲で駆け抜けた場合 ※エンジン音や排気音
・他車両のホーンを検知した場合
・車両感応式信号機(超音波式)に近づいた場合
・工場現場付近を走行した場合(コンクリートを砕く機器の作動音等)
・その他、近くに超音波を発するものがある場合(エアブロー、インパクトレンチ、強風等)
■周辺環境に影響を受ける場合
・炎天下や寒冷地に長時間駐車するなどで、センサー周辺部が著しく高温または低温になった場合
・凹凸道、砂利道、石畳路、草むら、地面にわだちや穴がある場合
※排気溝など金属のフタ(グレーチング)走行時など
・急な坂道と平たん路の境を通過するなど、車両姿勢が傾いた場合
・センサーが水滴、泥などで汚れ、超音波が拡散した場合
・字光式ナンバープレートを取り付けた場合
・狭い道路を走行する場合
・冠水している道路でセンサーに氷・雪・泥・ワックスが付着した場合
・どしゃぶりの雨天走行やセンサーに水しぶきがかかった場合
・霧、雪、砂嵐などの悪天候の場合
・積載状況などにより、車高が著しく変化した場合
・衝突などで、センサーの方向ズレが発生した場合
また、つぎのような障害物は、センサーが正しく感知しない場合があります
・ワイヤーネット、フェンス、ロープ、標識の支柱などの細い物
・人や衣類、新雪など音波を反射しにくい物
・鋭い角度で成形された物
・縁石や花壇などで高さの低い物
・バンパーに非常に近い位置にある物
センサーが汚れている場合は、まず汚れを取り除き、パーキングセンサーが正常に作動するか確認をしてください。上記の条件に当てはまらず、パーキングセンサーの不調が続く場合は、
最寄りの販売店にお問合せください。