• No : 15310
  • 公開日時 : 2026/03/20 10:49
  • 更新日時 : 2026/03/20 11:06
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充電設備を設置するときのポイントを知りたい。[EV|PHEV]

回答

EV・PHEV用の充電設備を設置する場合には、電気工事が必要となります。下記をご参照の上、充電設備の設置をお願いします。工事の詳細については、電気工事業者にご相談ください。

  1. 電源の契約アンペア数と主幹ブレーカー容量を確認してください。

    充電には単相3線のAC200Vを推奨します。ほとんどのご家庭には分電盤まで単相AC200Vが供給されています
    充電時には、AC200V・15Aの電力(消費電力3,000W)を長時間にわたり連続して消費します。必要な電力量を考慮し、電力会社との契約アンペア数の見直しおよび主幹ブレーカーの確保をお願いします。

    築年数の経った建物では、引込み線および幹線、分電盤の交換が必要な場合があります。
    一部の地域では、電力会社が単相AC200Vの供給をおこなっていない場合があります。
    AC100Vでの充電においても、AC200Vと同様のEV・PHEV用充電設備が必要です。
    AC100V用充電ケーブルは、車種によって設定の有無が異なります。

  2. 分岐ブレーカーは20A以上かつ漏電遮断器付きのものを設置してください。

    EV充電用コンセント回路の分岐ブレーカーには、高速高感度型(0.1sec・15mA)の漏電遮断器付ブレーカーを用いてください。
    ブレーカーの容量は必ず20A以上とし、回路は専用回路としてください。

    内線規定[3605-3 分岐回路数]、[1375-1 漏電しゃ断器などの取付け]

    専用回路:分岐ブレーカーからの1つのコンセントに単独で配線された回路のこと。

  3. 許容電流量20A以上の配線にしてください。

    配線太さは、直径2.6mmもしくは断面積5.5mm2の銅線を推奨します。ただし、配線の許容電流量は、同一の配線太さでも配線方法により異なります。

    必ず、20A以上の許容電流量を確保できる配線の太さを選定してください。

    内線規定[1310-1電圧降下]、[1340-1 許容電流]

  4. 充電用コンセントは地面から1m前後の高さに設置してください。
    コンセントは、「EV充電用コンセント(日本配線器具工業会規格:JWDS-0033準拠)」を1m前後の高さに設置してください。

    コンセントの設置位置が低い場合、コントロールボックスの踏みつけなどによるトラブルの原因になります。

  5. コンセントには必ずアース接続を施してください。
    アース接続されていないコンセントは、万一の漏電の際に人体を感電から護る仕組みが働かないため、EVの充電には使用できません。アースはD種接地(接地抵抗500Ω以下)としてください。

    内線規定[1365-9 住宅用分電盤の構造など]

注意事項

  • EV充電用コンセント以外のコンセントを使用した場合、充電ケーブルの脱落や、コンセントが異常過熱して火災の原因となるおそれがあります。
  • 複数のコンセントが並列接続されている一般回路を使用した場合、電気回路が異常過熱して火災の原因となるおそれがあります。
  • 主幹ブレーカーにも漏電遮断器が用いられている場合、EV充電用回路の分岐ブレーカーよりも早く、主幹ブレーカーが漏電を感知する場合があります。この場合、住宅全体が停電します。
  • 主幹ブレーカーの漏電遮断器・ブレーカー作動による住宅の全停電が、重大な事故(医療機器ご使用の場合など)につながるおそれがある場合には、電気工事業者に相談の上、全停電を回避する工事仕様を策定してください。

電気工事業者様 向け

EV・PHEV用充電設備の設置工事にあたっては上記の内容に加え、関連する各種法規・ガイドライン等に則り工事仕様を策定の上、設置工事をおこなってください。

参考:充電設備設置にあたり参照・遵守すべき主な法規・ガイドライン

  • 電気設備の技術基準の解釈(経済産業省)
  • 内線規程<(社)日本電気協会>
  • 電気供給約款(各電力会社)
  • 電気事業法に基づく電気設備に関する技術基準を定める省令(経済産業省)
  • 充電設備設置にあたってのガイドブック(経済産業省・国土交通省)
  • EV普通充電用電気設備の施工ガイドライン(JWD‐T33)<(社)日本配線器具工業会>
対象車種
EV|PHEV